「いい部屋ネット」発表の最新ランキングに注目!
みなさん、こんにちは。今回は大東建託株式会社がまとめた「借りて住んだ&買って住んだ街の住みここちランキング2024<首都圏版>」に関するお話です。都心に住むのか、郊外に住むのか、賃貸と持家では評価がどう違うのかなど、興味深い結果が満載です。日々の暮らしに直結する情報なので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
調査概要とランキングのポイント
今回のランキングは、大東建託が首都圏(東京都・千葉県・埼玉県・神奈川県)在住の20歳以上、合計で26万人以上の方々からの回答をもとに作成されています。回答者は、大東建託の入居者に限らない一般の方々なので、より幅広い声が反映されています。さらに、居住者の属性を「賃貸住宅に住んでいる人(借りて住んだ)」と「持家に住んでいる人(買って住んだ)」に分けているのが特長です。こうした視点の違いから、同じ街でも評価に差が出るのは興味深いですね。
ランキングは、「今住んでいる街への満足度」を点数化して平均値と偏差値を算出し、上位から順番に発表されています。点数は「大変満足=100点、満足=75点、どちらでもない=50点、不満=25点、大変不満=0点」の5段階評価をベースにしているので、街に抱くイメージがそのまま数値で比較できる仕組みになっています。
「借りて住んだ街(駅)」ランキングトップ3
賃貸住宅居住者による評価トップは、昨年2位から上がった表参道。2位には東京都世田谷区の松原、そして3位には近接駅を統合した築地・新富町A(築地・東銀座・築地市場・新富町)がランクインしました。トップ3はいずれも大変満足度が高く、交通アクセスや街の賑わいなど、都心ならではの魅力が評価されています。実際に「表参道」では「賑わい」因子が1位、「築地・新富町A」では「交通利便性」で2位など、具体的な特徴が高得点を得ています。
東京都心エリアが人気
このランキングのトップ10はいずれも東京23区の駅が占めています。たとえば、北参道や代官山、青山一丁目などは、もともとの「街の住みここちランキング<首都圏版>」ではそこまで上位ではないものの、賃貸住宅居住者に絞ると評価が急上昇しているのが特徴的です。都心の駅は家賃が高い傾向がありますが、その分「便利さ」や「賑わい」などを重視する方々にとっては魅力的に映るようです。
「借りて住んだ街(自治体)」ランキングトップ3
自治体として1位になったのは東京都中央区で、3年連続のトップです。やはり交通の便が非常によく、ショッピングや飲食店も充実している点が高く評価されています。2位は東京都武蔵野市、3位は東京都文京区で、いずれも生活のしやすさや行政サービスなどが好評です。トップ5をほぼ東京都内の自治体が占めているのも印象的ですね。
郊外エリアも上位進出
トップ10の中には、神奈川県横浜市都筑区や千葉県浦安市、神奈川県三浦郡葉山町などもランクインしています。やはり大型ショッピングモールや自然環境の豊かさが人気の理由でしょう。都心部に比べれば家賃や物価が多少抑えめで、子育てもしやすいという声が多いようです。
「買って住んだ街(駅)」ランキングトップ3
持家居住者が選ぶ駅の1位は、4年連続でみなとみらい。ここは偏差値が80台という、他の駅と比べても突出した評価を得ています。2位の元町・中華街も昨年4位から順位を上げ、みなとみらい線沿線の駅が強さを見せました。3位は白金台。東京でも有数の高級住宅地として有名ですが、「落ち着いた街並み」「交通利便性」などが好印象を持たれているようです。
都心だけでなく郊外駅への評価も
トップ10には6つの駅が東京都23区内に位置していますが、センター北や北山田など神奈川県横浜市の駅も入っています。また、越中島や本駒込などが昨年より大きく順位を上げた点も注目ですね。持家を構える方は結婚して子どもがいる世帯が多く、都心の利便性と郊外の住環境のバランスを重視する傾向が読み取れます。
「買って住んだ街(自治体)」ランキングトップ3
自治体では、4年連続で東京都中央区が1位となり、2位は東京都文京区、3位は東京都港区が続きます。特に中央区は「交通利便性」と「親しみやすさ」で1位を獲得しているほか、「賑わい」や「行政サービス」でも高得点をキープしており、総合力の高さが目立ちます。文京区や港区も同じく生活利便性が抜群で、多少物価が高くても、居住環境を重視する傾向がうかがえます。
郊外自治体も大健闘
トップ10の中には、埼玉県や千葉県、神奈川県の自治体も複数ランクインしています。やはり子育てしやすい環境や緑の多さなど、都心にはない魅力が評価されているようです。持家となると長期的に住むことを考える方が多いので、将来の暮らしやすさをしっかり見据えているのでしょう。
借りる?買う? 世帯属性で変わる街の魅力
今回のランキングから見えてくるのは、「借りる」人は都心の利便性や賑わいを重視し、「買う」人は広い住環境や子育てしやすい環境を求める傾向が強いということです。実際、未婚率や子どもの有無を比べてみると、賃貸と持家で大きく違う結果になっています。こうしたライフステージによる考え方の違いが、街の評価にストレートに反映されるのですね。
今回のデータの特徴
- 回答者総数は20歳以上26万人超で、幅広い声を反映
- 2019年から2024年にかけての累積データ
- 「駅」の場合は駅徒歩15分以内、「自治体」は回答者数50名以上を対象
- 賃貸(借りて住んだ)と持家(買って住んだ)で別々に結果を集計
これだけの大規模調査だからこそ、都心の人気駅や自治体、あるいは郊外の生活環境が見えてくるわけですね。今後も毎年のように発表されるので、引っ越しや住み替えを考えている方は要チェックです。
まとめ:自分に合った街を見つけるヒントに
「借りて住んだ&買って住んだ街の住みここちランキング2024<首都圏版>」では、同じエリアでも回答者のライフステージや住宅形態によって評価が変わることが分かりました。たとえば、都心に憧れて賑わいを求める方には表参道や築地・新富町Aといったエリアが人気ですし、ファミリーでしっかり落ち着いた環境を探す方にはみなとみらいやセンター北などが高評価を得ています。
「どんな街に住みたいか」というのは人それぞれですが、このランキング結果を参考にすると、自分のライフスタイルに合った候補地を探しやすくなるでしょう。引っ越しやマイホーム購入を考えている方は、この情報をぜひ活用してみてくださいね。
さらに詳しいランキングの詳細やデータの背景については、下記のリンクから公式サイトをご覧いただけます。
街選びは人生における大きなイベントのひとつ。都心なのか郊外なのか、賃貸なのか持家なのか、さまざまな可能性を探りながら、ぜひ快適な住まいを見つけてくださいね。