電車通勤の“リアル”を見える化!首都圏の通勤スタイルを分析した注目レポート登場
三菱UFJ信託銀行が発行する「不動産マーケットリサーチレポート」の最新号(Vol.275)が発表されました。今回のテーマは、「首都圏における鉄道による通勤特性の分析」です。タイトルだけ見るとちょっと難しそうですが、実は私たちの日常にとても関わりのある内容なんです。
どんな内容のレポートなの?
このレポートでは、通勤に使う鉄道定期券の「区間(乗る駅〜降りる駅)」の情報と、それぞれの駅の位置(緯度・経度)を組み合わせて、首都圏の通勤スタイルを徹底的に調べています。つまり、「どの駅からどの駅まで通っている人が多いのか」「どのくらいの距離を移動しているのか」など、通勤に関する“リアルな動き”が見えてくるんです。
通勤タイプは4パターンに分けられる
調査の結果、駅ごとに通勤の傾向が4つのタイプに分けられました。
- 近距離通勤型:自宅から近い職場に通っている人が多い駅
- 中距離通勤型:やや距離のある職場まで通っている人が多い駅
- 近・遠距離通勤型:近くも遠くもバランスよく通っている人が多い駅
- 遠距離通勤型:都心まで長い距離を通っている人が多い駅
例えば、ベッドタウンと呼ばれる郊外の街では「遠距離通勤型」が多く、都心の住宅地では「近距離通勤型」が多く見られる、というように、それぞれのエリアの“通勤カラー”が浮き彫りになります。
なぜこの分析が重要なの?
鉄道会社や不動産開発をしている企業にとって、このような通勤特性のデータはとても大事なヒントになります。どの駅にどんな人が通っているのかを知れば、沿線の開発計画やマンション建設、商業施設の立地にも活かせるからです。
さらに、これから家を探す人や引っ越しを考えている人にとっても、「自分のライフスタイルに合ったエリアはどこだろう?」と考えるきっかけになりますよね。
もっと詳しく知りたい方へ
レポート全文はこちらから読むことができます(PDF形式):
▶ 不動産マーケットリサーチレポートVol.275(PDF)
さらに、内容をコンパクトにまとめた動画も用意されています。通勤中やスキマ時間にチェックしたい方はこちらがおすすめ:
▶ レポートダイジェスト動画を見る
日々の暮らしに欠かせない「通勤」という視点から街の姿を見つめ直すと、意外な発見がたくさんあります。このレポートは、不動産や都市開発に興味のある方だけでなく、首都圏で生活する私たち一人ひとりにとっても、とても参考になる内容です。ぜひ一度チェックしてみてくださいね。