平成築が人気!首都圏シングルタイプの今どき事情とは
最近一人暮らしを考えている方、または賃貸物件を探している方に朗報です!
不動産業界のDXを進める株式会社いえらぶGROUPが、首都圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)の賃貸市場を徹底調査。その結果、シングルタイプ(30㎡未満)の物件で最も多いのは「築16~20年の平成築物件」ということが分かりました。
シングル向けは“平成築”が主役に
まず注目したいのが、一人暮らしにぴったりな「シングルタイプ」の物件。
東京都をはじめ、神奈川県・埼玉県・千葉県の4都県すべてで「平成築(築16~20年)」の物件が一番多いという結果になりました。
これは、「平成時代に建てられた物件」が今まさに手ごろな築年数として、住みやすさ・家賃のバランスが取れていると見られているからかもしれませんね。
千葉県の賃料事情に変化あり
一方で、千葉県では賃料があまり上がっておらず、平成築以降の物件割合も少ない傾向にあります。昨年8月の調査でも、千葉は平均賃料が下がっているというデータがありました。
つまり、千葉では比較的リーズナブルに物件を探しやすい状況とも言えそうです。
カップル向けは意外?昭和築が最多の県とは
次に「カップルタイプ(30㎡以上50㎡未満)」についての調査結果です。
なんと神奈川県では、12.3%と最も多いのが昭和築の物件でした!東京都も11.7%と、意外と昭和築の物件が多く残っていることがわかります。
神奈川県は、カップル向けだけでなく「大型ファミリータイプ(70㎡以上)」でも昭和築の物件割合が高く、築年数の古い物件が多く供給されているのが特徴です。
神奈川の空き家問題と再開発の動き
神奈川県は人口が全国第2位でありながら、空き家数では第3位。実に47万戸もの空き家が存在すると言われています。
これを受けて現在、老朽化した建物の更新や再開発が進められており、住宅市場の動きがこれからどう変わっていくか注目が集まっています。
ファミリータイプの最新動向!都内では新築が人気
最後に「ファミリータイプ(50㎡以上70㎡未満)」の賃貸動向について。
東京都ではファミリー向け物件が徐々に増えており、特に新築の物件が24.8%と最多を占めています。
また、神奈川・埼玉・千葉の3県では、2020年から2023年頃に建てられた「築2~5年の令和築物件」が一時的に減ったものの、今では再び増加傾向に。これはコロナ禍の影響で建設計画が遅れたことが背景にあります。
テレワークと都心回帰で広め物件が注目
最近では、テレワークの普及やマンション価格の高騰により、広めの賃貸物件に注目が集まっています。
都心へのアクセスの良さと生活の快適さを求め、ファミリー層の都心回帰も進んでいるようです。
まとめ|物件選びは“築年数”と“ライフスタイル”のバランスがカギ
今回の調査で、首都圏の賃貸市場では「築年数」と「物件タイプ」によって供給の傾向が大きく異なることがわかりました。
平成築のシングルタイプ、昭和築のカップル・ファミリータイプ、新築のファミリー向けなど、それぞれに特徴があります。
これから物件探しを始める方は、自分のライフスタイルや予算、将来の暮らし方を見据えながら、「築年数」や「物件のタイプ」に注目して選んでみると良いかもしれませんね。
いえらぶGROUPでは、こうした詳細な市場動向をもとに、不動産業者向けに業務を効率化するシステム「いえらぶBB」を提供中。今後の動きにも注目していきましょう!
▶ 詳しい調査内容はこちら:
https://ielove-cloud.jp/news/entry-1050/