五月人形や鯉のぼり、実は「自宅にある」人は少数派?
春の訪れとともに、街中や家庭で見かけることが増える五月人形や鯉のぼり。子どもの健やかな成長を願う日本ならではの伝統行事ですが、意外にも「現在、自宅にある」と答えた人は全体の約35.5%にとどまっていました。
ただし、「以前自宅にあった」「実家にある・あった」を含めると所持経験のある人は約72.5%と高く、今でも広く親しまれていることがうかがえます。
住宅タイプや地域によって所持率に差が!関東南部が高水準
所持率は住宅タイプによっても差が見られ、戸建てでは44.5%、ファミリー向けマンションでも37.4%と高め。一方で、関東では埼玉県南部(44.4%)や東京都23区(41.9%)などが上位に挙がりました。地域差もあり、特に戸建てが多い地域では飾る・保管するスペースが確保しやすいのかもしれません。
雛人形と比べるとやや控えめな所持率
ひな祭りの主役「雛人形」と比較すると、五月人形や鯉のぼりの方が14%ほど所持率が低いという結果に。マンション住まいでは「鯉のぼりを外に飾るのが難しい」「サイズが大きい」といった声が影響しているようです。
人気の飾りは「鎧・兜」と「鯉のぼり」
所持している飾りで一番人気だったのは「鎧・兜(66.5%)」。次いで「鯉のぼり(47.1%)」、「武者人形(23.6%)」が続きました。鎧や兜は地域によって割合に差があり、特に九州・沖縄地方では85.0%と高い所持率を誇ります。
選ばれる理由は「デザイン」と「サイズ感」
購入の決め手は、「デザイン(56.2%)」が最多。次に「部屋におけるサイズ(50.2%)」が挙がりました。特に関東や近畿では部屋に合うサイズを重視する傾向が強く、現代の住宅事情に即した選び方がされているようです。
飾る場所は「リビング・ダイニング」が主流
五月人形や鯉のぼりを飾る場所は「リビング・ダイニング(39.4%)」が最も多く、「和室(33.9%)」も人気。鯉のぼりは外飾りが可能なため、「庭」「玄関」「ベランダ」なども選ばれる傾向にあります。
飾る時期と期間にも地域差が?
飾り始める時期は「4月中旬・下旬(各28.5%)」が最多。飾る期間は「1〜2週間(33.7%)」「1ヶ月(28.7%)」が主流で、地域によっては3月から飾ったり、5月に入ってから飾るケースも。地方ごとの習慣が反映されています。
飾るのは簡単じゃない?約6割が「大変」と回答
「飾るのが大変」と答えた人は全国で64.3%に上り、特に収納場所から出す作業に悩む声が目立ちました。実際、最も多かった「大変なこと」は「収納場所から出すこと(78.6%)」。普段使わないため奥にしまいがちで、出す手間がネックになっているようです。
収納問題が悩みの種!トランクルーム活用で解決も
収納に問題が「ある」と答えた人は全国で54.2%と半数以上。特にファミリー向けマンションやアパートでは収納不足が深刻です。「出し入れしづらい」「場所を取る」といった悩みが多く、年に一度の行事でも収納が足かせになってしまうケースが多いようです。
解決策は「屋内トランクルーム」の活用
こうした収納問題を解決する方法のひとつとして注目されているのが、屋内トランクルームの利用です。特に関東エリアでは、川口市・墨田区・市川市・平塚市などに設置された「収納ピット」トランクルームが便利。
湿気対策や通気性に優れた環境で保管できるため、季節物や年一度の飾りにぴったりです。五月人形や鯉のぼりの収納に困ったら、ぜひ一度チェックしてみてはいかがでしょうか。
まとめ:伝統を大切にしつつ、スマートな収納で快適に
五月人形や鯉のぼりは、日本の文化を伝える大切なアイテム。しかし、現代の住環境では「飾る手間」や「収納場所の確保」が大きな課題になっています。
収納にお困りの方は、トランクルームの活用でスペースの悩みを解決しつつ、家族の大切な思い出を気軽に飾れる環境を整えてみてはいかがでしょうか。
