はじめに:今年の住みたい街ランキングが発表されました!
みなさん、こんにちは。毎年注目を集める「LIFULL HOME’S みんなが探した!住みたい街ランキング(首都圏版)」が、2025年版として発表されました。今回のランキングはアンケートではなく、実際に「LIFULL HOME’S(ライフルホームズ)」に掲載されている物件への問い合わせ数を駅ごとに集計したもの。だからこそ、いま本当に人気のある街がどこなのか、リアルな動きが見えてくるのが特徴です。
借りる派、買う派、それぞれの注目エリアからは「都心回帰」と「郊外人気」というふたつのキーワードが見えてきました。ここではプレスリリースの内容をかみ砕きながら、気になるポイントをわかりやすく解説していきます。
借りて住みたい街ランキング:都心へ戻る動きとコスパがカギ
初の1位は東京メトロ東西線「葛西」、本厚木から王座奪取!
まずは、賃貸物件への問い合わせ数に基づく「借りて住みたい街」ランキングです。今回、東京メトロ東西線「葛西」が初の1位を獲得しました。都心部までのアクセスが良いのに家賃が比較的抑えめで、さらにお店や飲食店も多い便利な街として知られています。就職や進学などで初めて都内に住む方が多く、「東京だけど家賃はなるべく抑えたい!」という希望を叶えられるエリアと言えます。
2位は、コロナ禍をきっかけに一気に注目度が上がった「本厚木」。3位には埼玉県さいたま市の中心部「大宮」がランクインしました。どちらも都心部へ通勤・通学がしやすいのに、比較的賃料を抑えられるのが魅力。こうした“コスパ重視”のエリアが安定して人気を保っています。
都心回帰の兆し? TOP10に都内駅が多数ランクイン
今年は上位10駅のうち6駅が都内だったのもポイント。テレワークが定着しつつある現在ですが、やはり「通勤時間をできるだけ短くしたい」という声も少なくありません。また、都心ならではの飲食店や娯楽施設の豊富さに惹かれる人も多く、これが「都心回帰」の流れを生み出しているようです。
急上昇ランキング:1位は「日暮里」! “ずらし駅”の人気上昇
前年と比べて問い合わせ数が大きく増えた「急上昇ランキング」では、「日暮里」が首位を獲得。JR山手線など複数の路線が通っている便利な場所ですが、ターミナル駅ほどの知名度や混雑感は少なく、比較的賃料が抑えられるのがポイント。都内なのに家賃が安めの“ベッドタウン”として注目されています。
この他にも「菊川」「西大井」など、主要駅から数駅ほど離れた“ずらし駅”が軒並みランクイン。ちょっと移動すればターミナル駅に出られるので、通勤・通学や買い物に便利。けれど家賃はターミナル駅周辺より安めというメリットが、多くの人の心をつかんでいるようです。
買って住みたい街ランキング:勝どきが6年連続で圧倒的1位!
根強い“都心&タワマン”人気、勝どきが断トツ
次は、購入物件への問い合わせ数に基づく「買って住みたい街」ランキングです。こちらはなんと、中央区「勝どき」が6年連続の1位に。都心部の大規模開発が進むエリアとして、タワーマンションが次々に供給されていることから、根強い人気が継続しているようです。新築マンションの価格が高騰していても「便利さや眺望、資産価値を重視したい」という方にとっては非常に魅力的なエリアでしょう。
郊外人気も加速! 二極化する購入ニーズ
一方で、住宅価格の上昇が続く中、都心から離れた郊外の街も注目を集めています。2位「八王子」や3位「大宮」、さらには6位「湯河原」、7位「大網」など、都心部から離れた駅が上位にランクイン。価格面を重視して郊外へシフトする動きが顕著になってきているというわけです。こうした都心派と郊外派の“二極化”が、いまの首都圏の住まい選びにおける大きな特徴と言えます。
急上昇ランキング:1位は「品川」! マンション開発が人気を後押し
前年から大きく問い合わせ数が伸びた「買って住みたい街」の急上昇ランキングでは、「品川」が1位でした。品川駅の東側(港南口エリア)を中心に、大規模なタワーマンションの建設が相次いでおり、総戸数800戸超えの物件も複数登場予定です。これに伴ってエリア全体の注目度が急上昇したとみられます。
2位には「笹塚」、3位に「江戸川橋」がランクイン。どちらも駅近エリアに新築マンションが供給され、アクセスの良さや周辺環境に注目が集まっています。東京都内の物件価格は上昇傾向にありますが、それでもなお「都内に家を持ちたい!」という人々の需要が根強いことを物語っているようです。
ランキングの詳細・街情報をもっと知りたい方へ
今回ご紹介した駅以外にも、注目度が急上昇した街や、住み心地に定評のある街がたくさんあります。興味のある方は、下記のリンクからランキング全体をチェックしてみてください。TOP100に入っている街の順位や、さらに詳しいデータがわかります。
・TOP100のランキング結果はこちら
・TOP3の詳しい街の情報はこちら
まとめ:あなたが「住みたい街」はどこにある?
都内で生活を謳歌したい派も、郊外でゆったり暮らしたい派も、それぞれに魅力的な街が増えているのが今の首都圏。新築マンションや中古物件の価格はまだまだ上がりそうですが、自分にとって「通いやすさ」と「住みやすさ」、「価格」のバランスが取れる街をしっかり探してみると、新しい生活の可能性がきっと見えてきます。
借りる派の方も、買う派の方も、今回のランキングを参考に「理想の暮らし」に一歩近づいていただければ幸いです。ぜひリンク先の詳細情報もあわせてチェックしてみてくださいね。