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相続や終活、実は他人ごとじゃない?宮城・福島・秋田が上位に!全国調査で見えたリアルな終活事情

不動産関連ニュース

「終活ってまだ先の話…」なんて思っていませんか?でも実は、人生の後半をより良く生きるための大事な準備なんです。今回ご紹介するのは、相続・終活に特化したプラットフォームを運営する株式会社ルリアンが発表した「相続・終活に関する全国調査2025」結果の第1弾。全国16,342人の回答を元に、今の日本人の終活事情が明らかになりました。

終活をしている人は約2割。でも地域差が大きい!

まず注目すべきは、「終活を行っている」と答えた人の割合。全国平均では21.2%と、約5人に1人の計算です。ただし、地域別で見るとその傾向には大きな差がありました。

なんとトップ3はすべて東北地方!1位は宮城県で29.3%、2位が福島県(28.2%)、3位が秋田県(28.0%)と、いずれも全国平均を大きく上回る結果となりました。

一方、東京・大阪などの大都市圏では終活の実施率がやや低く、ベスト20に入ったのは京都府のみという意外な傾向も。地域による価値観や暮らしのスタイルが、終活への意識に影響を与えているのかもしれません。

終活の中身って?一番多いのは「物の整理」

終活と聞くと遺言や相続のイメージが強いですが、実際に行われている内容は少し違います。

  • 1位:物の整理・不用品の処分(10.6%)
  • 2位:遺言書の作成(4.7%)
  • 3位:生前贈与などの相続税対策(4.5%)

身の回りの整理から始める方が多いようですね。「片付けながら、自分のこれからの人生を見つめ直す」という声もよく聞かれます。

親と自分、終活で気になるのは「土地・家・お金」

今回の調査では、「親に遺してほしい情報」と「自分が遺したい情報」についても聞いています。結果、いずれもトップに挙がったのは「土地・家・お金」に関する内容でした。

  • 土地のこと
  • 銀行口座情報
  • 財産の状況
  • 保険の情報
  • 契約中のサービス(自分が遺したい情報)

いざという時に家族が困らないよう、これらの情報をきちんとまとめておくことが、終活の第一歩になることがわかります。

相続を経験すると「リアル」が見えてくる

また、相続経験の有無による認識の差も明らかに。「現金や預貯金」「親の住んでいた土地・建物」など、実際に相続で揉めやすいポイントが、未経験者にはあまり想像できていないようです。

経験者の43.9%が「現金や預貯金」で時間がかかったと答えたのに対し、未経験者では28.4%。「揉めるわけない」と思っていた人ほど、実際に直面したときのギャップに驚くのかもしれません。

これからの時代、終活は“ポジティブな準備”

終活というと、どこか暗いイメージを持つ方もいるかもしれません。でも実は、「これからの人生をどう生きるか」を考える前向きな時間でもあります。

まずは「土地・家・お金」に関する情報をまとめることから始めてみてはいかがでしょうか?「まだ早い」と感じていても、始めてみると意外と気持ちがスッキリするものですよ。

全国調査は続報も!空き家・不動産編に注目

今回のデータは、ルリアンによる全4回の報告の第1弾。第2弾では、最近話題の「相続土地国庫帰属制度」など、不動産関連のデータが登場予定です。こちらも終活・相続を考える上で非常に役立ちそうですね。

終活は“そのうち”ではなく、“今から”の準備。ぜひ今回の調査結果をきっかけに、自分らしい未来設計を考えてみてください。

調査概要

  • 調査名:相続・終活に関する全国調査2025
  • 調査対象:全国の40~69歳の男女
  • 調査期間:2025年2月21日~2月25日
  • 調査方法:インターネット調査
  • 有効回答数:16,342件

過去の調査や詳細は、株式会社ルリアンの調査ページでご覧いただけます。

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