シングル賃料がついに10万円超え!東京23区はさらに上昇
住まい探しをしている方にとって、大きな転換点となりそうなニュースが飛び込んできました。株式会社LIFULLが2025年3月のデータをもとに公開した「LIFULL HOME’Sマーケットレポート」によると、東京都内の賃貸価格や中古物件価格が、いずれも過去最高を更新したとのことです。
特に注目すべきは、東京都のシングル向き賃貸物件の平均掲載賃料が初めて10万円台(100,155円)に到達した点。東京23区に絞ると、さらに高額な116,557円と、前年同月比で15.1%の急騰を記録しました。ファミリー向けでも230,510円と、こちらも約9%の上昇が見られています。
中古マンションは“新時代”突入?23区でシングル向き5,000万円超え
一方、中古マンション市場でも大きな変化が。首都圏全体でのシングル向け平均価格は4,138万円(前年比+17%)、ファミリー向けでは4,540万円(前年比+14.3%)と、いずれも過去最高を更新。
中でも東京23区の価格上昇が顕著で、シングル向きは5,260万円(前年比+20.1%)、ファミリー向きは初の8,000万円台(8,270万円)を記録。こちらはなんと前年比+2,133万円(+34.8%)という大幅アップとなっています。
中古一戸建て市場にも回復の兆し
これまで停滞気味だった中古一戸建て市場にも明るい兆しが。首都圏の平均掲載価格が3,615万円となり、19ヶ月ぶりに前年同月比でプラス(+0.7%)を記録しました。
この数字は小さく見えるかもしれませんが、昨年から続いていた価格の軟調傾向に歯止めがかかる兆しとも言えるでしょう。
住まい選びは“今”が転換期
LIFULL HOME’Sマーケットレポートは、LIFULLが運営する「LIFULL HOME’S PRESS」を通じて発信されています。住まいに関する最新データをもとに、市場のリアルな「今」を伝える情報源として注目されています。
これから賃貸や購入を検討している方にとって、こうしたレポートはとても貴重な参考資料となるはずです。価格が上がる一方で、早めの行動が求められる状況とも言えるかもしれません。