ご近所トラブル、実は62%が経験済み…その実態とは?
春の引っ越しシーズン。新しい暮らしが楽しみな反面、「ご近所トラブル、大丈夫かな…」と不安になる方も少なくないのではないでしょうか?
不動産売買プラットフォーム「FLIE(フリエ)」を運営する株式会社FLIEが、引っ越し経験のある20歳以上の男女542人を対象に行った「ご近所トラブル」に関する調査では、なんと62.2%もの人が「トラブルを経験したことがある」と答えました。
この記事では、その調査結果の詳細と、リアルな「困った隣人エピソード」、そして引っ越し前にできる対策についてわかりやすくご紹介します!
一番多いのは「騒音」…その内容は?
トラブルの内容でもっとも多かったのは「騒音トラブル」で65.9%と圧倒的多数。次いで多かったのは以下のような項目です。
- ゴミ出しのマナー違反(22.1%)
- 駐車場・駐輪場の使い方(17.0%)
- 異臭問題(15.5%)
- ペットに関する問題(14.2%)
- 住民同士の境界線問題(12.0%)
つまり「騒音以外にも、いろんな生活の場面でトラブルが起きやすい」ということなんですね。
リアルな「困った隣人エピソード」がすごい
調査では実際に体験したエピソードも紹介されており、その内容は驚くものばかり。いくつかピックアップしてご紹介します。
騒音編
・「隣の部屋から、エアロビクスのドッタンバッタン音が毎日…」(60代以上)
・「夜10時ごろになると、娘さんが大声で歌い出す…」(30代)
・「民泊になっていて、外国人グループのパーティーで警察沙汰に」(40代)
ゴミ編
・「ゴミを外で燃やしていた!」(30代)
・「人の畑にゴミを埋めるなんて…」(30代)
その他にも…
・「駐車の位置で文句を言われ、車に手書きメッセージが…」
・「柔軟剤の香りが部屋に入ってきてつらい」
・「お隣さんに日々の行動を監視されている感じが…」
ちょっと笑ってしまうような話から、怖いと感じるような体験まで、バラエティ豊かです。
トラブルが起きたとき、どう対応してる?
トラブル発生時の対応についても聞かれており、もっとも多かったのは「管理会社や自治体への相談」(36.9%)。でも、意外にも2位は「何も対応していない」(30.3%)でした。
直接相手に話すのが気まずかったり、どうしていいかわからないという声も多いようです。繊細な問題なだけに、悩ましいですね。
トラブルが原因で引っ越しした人はどれくらい?
実際に「引っ越しに踏み切った人」は17.7%と、5人に1人もいないという結果に。やはり住まいの変更は簡単なことではありません。
もし「隣人リサーチ」サービスがあったら…?
そんな中、「もし引っ越し前にどんな隣人が住んでいるか分かるサービスがあったら使ってみたいですか?」という質問には、なんと93.0%が「はい」と回答!
実際にそのサービスがあれば…と想像する人が多いようで、以下のような価格帯なら利用したいという声も。
- 1,000円〜5,000円未満:67.5%
- 5,000円〜1万円未満:24.8%
- それ以上:ごく少数(約1%)
お金を払ってでも「隣人の情報を知っておきたい」というニーズは、想像以上に高いことがわかります。
まとめ:新生活を気持ちよく始めるために
今回の調査から、ご近所トラブルは決して珍しいことではなく、多くの人が何らかの経験をしているという現実が見えてきました。
「隣人との関係」は、快適な暮らしに欠かせないポイントです。
引っ越しの際は物件の立地や設備だけでなく、「周囲の環境や住民」についても、できるだけ情報を集めておくと安心かもしれません。
そして、もしトラブルが起きたときも、冷静に、できることから対応していくことが大切。自分だけで抱え込まず、管理会社や自治体、信頼できる人に相談するのも一つの手です。
これから新生活をスタートさせる方、どうか気持ちよく過ごせますように!
出典:株式会社FLIE 「フリエ住まい総研」