地価って上がってるの?野村不動産の最新レポートに注目!
2025年4月1日時点の「住宅地価INDEX」が、野村不動産ソリューションズから発表されました。この調査は、全国の住宅地の値動きを分かりやすく数値化したもので、年4回行われています。
今回の発表では、首都圏と関西圏の住宅地の価格が引き続き上昇していることが明らかになりました。マイホームの購入や不動産投資を考えている人にとって、とても参考になるデータです。
首都圏は19四半期連続で上昇中!特に注目は東京都下と埼玉県
まず首都圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)の地価の変動率は、2025年1~3月期で「+1.3%」。なんとこれで19四半期連続、つまり4年以上ずっと上がり続けているというから驚きです!
エリアごとの傾向を見てみると:
- 東京都区部(23区):19四半期連続で上昇。変動率は+2.0%以上と高め。
- 東京都下(23区外):こちらも+2.0%以上と、大幅な上昇が見られました。
- 埼玉県:前回は少し下がっていたものの、今回はすべての地点で横ばいか上昇に転じ、+1.7%。
- 神奈川県:上昇が続いており、上昇率も前回より大きくなっています。
- 千葉県:全ての地点で価格は横ばいでした。
都心から少し離れたエリア、特に東京都下や埼玉県などでの価格上昇が目立っており、「今のうちに買っておこう」と考える人が多いのかもしれません。
関西圏も7四半期連続で上昇。ただし“天井感”も…?
関西圏(大阪・京都・兵庫など)でも、住宅地の価格は+1.7%と7四半期連続の上昇となりました。
ただし、今回のレポートでは少し気になる点も。それは、価格が「上昇した地点」は減っていて、「横ばい」の場所が増えていること。これは「そろそろ値段の上がり方が落ち着いてきたかも」という“天井感”を示している可能性があります。
具体的には:
- 大阪市内・南大阪・京都:大幅な上昇が継続。
- 北摂・阪神間:上昇しているが、上昇率はやや鈍化。
- 京阪エリア:価格は横ばい。
つまり、関西圏でも場所によってはまだ上がっているところもありますが、「そろそろ買い時を見極めよう」というタイミングに来ているとも言えそうです。
「住宅地価INDEX」って何?
そもそも「住宅地価INDEX」とは、野村不動産ソリューションズが独自に行っている調査のことで、1989年からスタートしています。首都圏・関西圏・名古屋の計239か所の調査地点において、実際の取引を想定して価格を評価しています。
このINDEXは、不動産情報サイト「ノムコム」で誰でもチェックできるので、気になる方はぜひアクセスしてみてください。
▶ ノムコム公式サイト:https://www.nomu.com/knowledge/chika/
まとめ:住宅地価の動きは今後も注視を
住宅価格の上昇は、マイホームの購入だけでなく、資産としての不動産にも影響を与えます。今回のINDEXを見ると、首都圏では引き続き価格が上昇しており、特に東京都下や埼玉県が熱いエリアとなっていることがわかります。
一方で関西圏では、まだ価格は上がっているものの、その勢いは少しずつ落ち着いてきているかもしれません。
家を買うタイミング、売るタイミングを見極める上で、このようなデータはとても大切です。次回のINDEXも要チェックですね!