2025年2月、新築戸建の価格が再び上昇!その背景とは?
不動産情報サービスの「アットホーム株式会社」が発表した、2025年2月の「新築戸建」価格動向レポートによると、首都圏の新築戸建の平均価格が前月から上昇し、なんと一部エリアでは過去最高額を更新しました。
首都圏全体の平均価格は4,657万円に上昇
2025年2月の新築戸建の平均価格は4,657万円。前月と比べて+0.8%、前年同月比でも+3.5%と、2か月ぶりに上昇に転じました。価格上昇はこれで6カ月連続となっており、住宅価格の高止まりが続いている様子がうかがえます。
4エリアが2017年以降の最高額を更新!
特に目立つのが、以下のエリアで2017年1月以降の最高価格を更新したことです。
- 東京23区
- 神奈川県の一部地域
- 千葉県西部(船橋市、松戸市、柏市など)
- 千葉県その他エリア
このように、首都圏の広い範囲で価格が上昇していることがわかります。4エリア以上が同時に最高額を更新したのは、実に2023年4月以来、約2年ぶりです。
さいたま市だけが厳しい状況に
一方で、全体的には上昇傾向の中、さいたま市だけは例外。前年同月比では17カ月連続で下落となっており、地域ごとの差が浮き彫りになっています。
エリアごとの前月比もチェック
エリアごとの前月との比較では、
- 東京23区:1%以上の上昇
- 千葉県西部・その他:1%以上の上昇
- 横浜市・川崎市、埼玉県のその他地域:わずかに下落(-0.1%)
このように、上昇傾向は強いものの、すべての地域で均一に伸びているわけではない点には注意が必要です。
なぜ価格が上がっているの?
新築戸建の価格上昇の背景には、建築資材の価格高騰や人件費の上昇、さらには都心への人口集中など、さまざまな要因が考えられます。特に人気の高いエリアでは、土地の確保自体が難しくなっており、価格が押し上げられているようです。
これから家を買う人へのアドバイス
価格が上昇しているとはいえ、「買い時」は人それぞれです。希望のエリアや予算、ライフスタイルに合わせて情報を集め、納得のいく選択をすることが大切です。
また、価格だけに注目するのではなく、周辺環境や通勤・通学の利便性、将来的な資産価値などもチェックするとよいでしょう。
さらに詳しいデータを見たい方はこちら
今回ご紹介した情報は、アットホームが公開したレポートをもとにしています。詳しい数値やエリア別のデータは、以下のリンクからPDFで確認できます。
今後も毎月更新されるこのレポートをチェックすれば、住宅市場の動きがより身近に感じられるはずです!