不動産情報サイト「マンションレビュー」を運営する株式会社ワンノブアカインドが、2025年3月時点の全国中古マンション価格および騰落率のランキングを発表しました。今回は、過去10年の価格推移やエリア別の上昇率も明らかになり、不動産市場の熱気がひしひしと伝わってくる内容となっています。
中古マンション価格ランキング:1位はやはり「東京都港区」!
注目の価格ランキング1位は、今回も「東京都港区」でした。70㎡換算で1億9,971万円と、いよいよ2億円の大台が目前です。2位の「東京都千代田区」(1億5,070万円)を大きく引き離し、圧倒的な強さを見せています。
そのほかの東京23区では「渋谷区」が4位にランクインし、初の1億4,000万円台へ突入。また、東京以外で最も高かったのは神奈川県川崎市中原区で6,964万円(13位)でした。
注目すべき地方都市の価格は?
- 名古屋市中区(55位):3,874万円
- 大阪市北区(14位):6,759万円
- 広島市中区(84位):3,018万円
- 那覇市(61位):3,646万円
首都圏以外では、名古屋・大阪・那覇といった大都市が比較的高水準であることがわかります。
価格推移の分析:「東京都港区」が10年間で約2倍に!
東京都港区の価格は、10年前と比べて+約194%、5年前と比べて+125%、3年前と比べても+105%と、安定して高い伸びを記録。まさに一人勝ちの様相を呈しています。
騰落率ランキング:前年比での成長率トップも港区!
前年との比較で、価格上昇率(騰落率)1位もやはり「東京都港区」。+75.15%という驚異の伸びを見せ、前年比でなんと約8,569万円も価格が上昇しています。
各エリアでのトップ市区町村の騰落率
- 北海道:札幌市北区(+18.50%)
- 東北:仙台市若林区(+4.44%)
- 甲信越:新潟県湯沢町(+34.39%)
- 東海:名古屋市中村区(+28.33%)
- 近畿:大阪市北区(+33.01%)
- 中国:福山市(+14.48%)
- 四国:高松市(+6.25%)
- 九州:福岡市東区(+16.82%)
特に新潟県湯沢町や大阪市北区など、地方都市でも急成長を見せているエリアがあり、注目です。
まとめ:資産価値を見極める指標として必見のデータ
今回の調査結果は、今後のマンション購入や不動産投資を検討されている方にとって、非常に参考になる内容です。特に「価格の伸びしろ」や「地域の成長性」を見極める上で、騰落率のデータは貴重な判断材料となります。
詳細なランキングデータは、マンションレビュー公式ページで確認できます。
※本記事は「マンションレビュー 調べ」のデータを元に作成しています。